“勘違い”によるミスを減らすディレクション
プロジェクトをスムーズに進行するために、ディレクションするうえで、気をつけるべきことをご紹介します。
Web制作において、ディレクション業務はプロジェクトをスムーズに進行するために必要不可欠です。
しかし、プロジェクトにトラブルはつきもの。さまざまな問題が起こりえますが、“勘違い”によるミスを起因としたものも多いように思います。
“勘違い”によるミス
クライアント・制作者ともに“勘違い”によるミスはよく起こります。
例えば…
- 正しく理解できていない、伝わっていない
- 思っていた資料と違う、思っていたデザインと違う
- 修正してもらったけど、間違ってる
- 不要な機能を実装した、必要な機能を実装していない
- 確認依頼されたけど、なにを確認するかわかってない
- あれもやってくれると思っていた、それはやらないと思っていた
- なにか依頼されていると思ってなかった、依頼したと思っていた
- 期日を勘違いしていた、忘れていた
こういった、“勘違い”によるミスが起こらないようにディレクションで気をつけることの一部をご紹介します。
“勘違い”しない、させないために気をつけていることの例
指示は明確に具体的にする
なにをいつまでにしてほしいか、わからない…
↓
指示と期日が明確だから迷わない
テキストだけで説明しようとしない
テキストで説明すると複雑…
↓
資料やスクショを効果的に使うと理解しやすい
誰でもわかる言葉選びと文章を心がける
下記の言葉は、曖昧で読み手によって解釈が異なります。
具体的になにをするのか?
- 最適化する
- 整合を取る
- 展開する
- 見直す
- 処理する
誰が?なにが?主語の抜け
- 先日の件 → なんの件?
- ◯◯を支給 → 誰が?
- ご確認ください → なにを?
- お願いします → なにを?
- 問題ありません → なにが?
具体的に何を指すのか?
- 環境
- 現在の◯◯/最新の◯◯
- こちら/そちら
- ◯◯など
具体的にいつを指すのか?
- 朝イチ
- 午後イチ
- 夕方
- 週明け
もちろん、前後の文脈によって指し示すものが明らかな場合もあります。
まとめ
プロジェクトを進めていくうえで問題はつきものです。
だからこそ“勘違い”によるミスを減らすには「指示や作業がシンプルになるまで突き詰めること」が大事なのではないでしょうか。
ラソナのディレクションチームでは、そういったことを念頭におきつつ、クライアントのプロジェクトをサポートしています。